今から約10年ほど前。
膝が徐々に痛くなり始め、歩くのに支障をきたすようになって来ます。
最初はそれほど気にしていなかったのですが、徐々に痛くなり、その年の10月頃近くの病院に。
「電気治療で様子をみましょう」とのこと。
しばらく通うものの、あまり改善しない。
そこで大きな病院で診察をしてもらうことにします。
大きな病院は手術を推奨(私は拒否しました)
大きな病院と言うのは時間通りに診察はしてくれません。
予約時間から遅れること3時間。
ようやく診察してもらうことに。
(その前にレントゲンは撮っています)
「半月板の損傷ですね。」(かる〜い感じで、当たり前のように言われました)
「手術しましょうか」
私『え!?手術ですか?手術しないと治らないものでしょうか?』
「そうですね。半月板は自然治癒のように元通りにはならないので。」
私『手術するってどうするんでしょうか?』
「膝の部分に部ボルトを入れることになります」
私『どれくらいかかるものですか?』
「2ヶ月もあれば歩けるようになりますよ」
私『・・・』
私『他に方法はないものでしょうか?』
「ヒアルロン酸注射を打って様子を見る方法もあります。1ヶ月に2回くらいですかね」
私『それでお願いします』
何か方法はないものか?
医者が診察してヒアルロン酸注射を打つのはほんの3分。
待ち時間は相変わらず2時間以上。
これでは仕事ができない。
膝が痛くなるに至った経緯を振り返ってみると
私はリフォームを生業としています。
毎日体を動かしているので何の問題もないと思っていましたが、実は。。。
体を動かしているどころか怠惰な生活を送っていたことに気づく
確かに現場で体を動かしているのは事実。
でも移動は全て車。
全く歩いていないと言うことに気づきます。
それも自覚はありませんでした。
家族に言われて初めて「確かに歩いていない」と思うようになったのです。
万歩計で測っていなかったので今となっては前後の歩数は全く不明です。
1日30分歩くことを始める
考えてみると「歩くことが嫌い」であり、車が移動手段で仕事で道具を運ばなくてはならないから車は絶対に必要。
と言い訳を考えながら運転をしていました。
意外とつらい「歩き」
それまで習慣にないので「歩く」ことを意識しないと「歩かない」ので本当に習慣化するまでに時間がかかった、と言うより心理的につらかったと言うのが本音です。
30分歩くことを目標に
買い物やコンビニに行くことも車だったのを歩くようにし、電車で行けるところは駅まで歩く。
片道30分あるところは自転車に乗るように。
自転車も織り交ぜて運動
歩き始めると膝も痛いので早くは歩けません。
しかし膝の痛みを堪えながらだましだまし歩くようにし、歩くことに加えて自転車の移動も多く取り入れるように。
自転車運動は膝関節の柔軟性を促してくれるのか、以前よりギクシャクした歩きではなくなっていました。
3ヶ月続けると痛みが緩和される
あれだけ運動嫌いだった私もさすがに「50歳で年寄りみたいな歩き方はまずい」と思い続けました。
家族にはモモや膝下のふくらはぎが細いと言われ、筋肉が落ちているのだとも言われていました。
筋肉がつき始めると痛さがやわらぐ
膝の半月板損傷なので半月板を鍛えることはできません。
医者にも半月板の再生はない、と言われていたので。
しかし人間不思議なもので、膝以外の筋肉で膝を支えることができるのだと分かってくるとさらに筋肉をつけようとするのです。
千代の富士の脱臼癖は筋肉をつけることでカバーしていた
千代の富士が横綱だった頃、脱臼する癖があったけど、肩に筋肉をつけることで脱臼癖を抑えた、と言う話を思い出します。
体操の選手も腰痛をカバーするために筋肉をつけて補ったなどと言う話を聞くと一部分がダメになっても他が補ってくれる生物の不思議を思い知らされます。
手術しなくて本当によかった!
この歩きと自転車で脚に筋肉がつき始めると痛みが徐々になくなっていきました。
太ももを見ると以前より太くなっていると思います。
痛かった頃の太ももの太さを測っていなかったので比べることはできません。
あの時手術をしていたら、脚の中にボルトが入っていたり、普通に歩くことはできなかったかもしれません。
もしかすると手術後は普通に歩くことができるようになっていたのかもしれません。
でもボルトを抜くなどの2次的な手術も必要になっているのかもしれません。
いずれにしても自分の筋肉で補って今は普通に(と言うより他の人と比べても少し速めに)歩くことができますし手術をしなくて本当に良かったと思っています。
50歳前後で膝が痛い人は3ヶ月筋肉をつければ改善する可能性あり
西洋医学にはお世話になっていますが、盲信するのはやめたほうが良い場合もあることを知ってください。
医師の診断も100%とは言えません。
自分の体は自分がよく知っているはずです。
面倒臭いとか体が言うことを聞かない、など心理的にこ負担が大きい膝の痛みですが、もし手術をする前の人がいたら、一旦自身の体を鍛えてみてから、を私は推薦します。
この記事が少しでもお役に立てたら嬉しいです。