普段は緊張することなどないのに、ここぞ、という時に緊張するのを何とかならないかと思いいろいろ試みてきました。
私はフルートと言う楽器を吹くのだが、舞台に立つと緊張して思うように演奏出来ないので良い方法はないものかと試行錯誤してきました。
手にちょっとした刺激を与えると緊張がなくなる⁉️
藁をもすがる思いで10年前にそんなセミナーに参加したことがある。
刺激の前にいろいろとイメージして、手に刺激。
これで大丈夫なのだろうか?
その場では言われた通りにやってみたがセミナーの時点では何も緊張感がないのだから結果は確認できない。
レクチャーする講師は自信満々である。
その後の発表会は緊張はおさまるどころか何の変化もなかった。
元々疑ってかかっているし、催眠効果すらなかった。
人前に立つように心がける
たまたま中学生、高校生の時に指揮をしていたことがある。
そしてこれもたまたまだが小さな楽団で指揮をする事になった。
最初は声も小さく手振りも小さく申し訳なさそうに指示をしていました。
それが月に2回づつ7〜8年も続けると緊張感も殆どなくなっている。
ただ、相変わらずフルートの演奏はダメで緊張を取るのが難しい。
緊張感の減少は人前に出る回数に比例する
人前に出るようになるとなんと言うこともなくなる。
恐らく学校の先生も最初は緊張しているかも知れないけど毎日毎日学生の前に立ち話をしなければならない状況下に有れば嫌でも緊張しなくなるはず。
ただし、同じ内容に限る。
つまり自分の専門分野だけは緊張しないはず。
しかしその方々も例えば結婚式でスピーチを頼まれた場合は緊張するだろうと思います。
テレビで観たのだがあの明石家さんまですらSMAPの1万人以上の観客の前にサプライズ登場した時は「喉がカラカラや!」と言っていた。
つまり自分がいつも行なっている行動は緊張しなくなる。
たとえ人前でも。
緊張する時としない時
先程の明石家さんまの例で言えば普段通りのお笑いをやっていれば何も問題ないはず。
しかしSMAPのコンサートはアウェイであり観客はさんまを見にきたのではない。
明らかに場違いなのである。
その観客に笑ってもらうにはどうすれば良いかなど普段ではない頭を使うはずである。
異質の空間でいつもと違う演技をしなければならないと言うことが、緊張を作り出すのだろう。
ただしそれは流石、百戦錬磨の明石家さんまだけに会場は大いに盛り上がったのは言うまでもない。
緊張感の強い人とそうでない人
緊張をしたことがないと言う人もいる。
羨ましい限りである。
程よい緊張感が良いパフォーマンスを生み出す
緊張しない人のパフォーマンスはあまり良くないと言う。
緊張を克服してこそ最大のパフォーマンスを出すと言う。
実は先程の明石家さんまも本当はかなり緊張する方だと言っている。
お笑いは緊張しない人間は成功しないとまで言う。
緊張感と共存
結論としては人前に立つことを回数を重ねて経験することが実は一番の近道です。
緊張感を低減させようと色々な本を読んだり、緊張を無くすセミナーにお金を払って参加してみたりをしましたが、私にはどれも効果がなかったです。
うまく演じなければ、とか、うまく話さなければ、とか、うまく演奏しなければと思うと大抵うまくいきません。
集中する方向を間違わないように
完璧にこなそうとすればするほど緊張感は増大します。
ステージに立ったらそれは本当に恐怖との戦いです。
仮にうまくいっていたとしても、途中で間違えると、その瞬間に「なぜ間違えたのだろう」「どうしよう」という心理状態に集中してしまいパフォーマンスの内容が飛んでしまうことがあります。
この方向に集中しないように、次は何をする、その次はどういう風にするのか、などトークや演奏の中身に集中するように習慣付ければ多少間違えてもパフォーマンスに集中できると思います。
これが今の私の結論です。
人前に出てパフォーマンスをする時に集中する方向を習慣付ける
まだまだ道半ばではありますが、皆さんの参考になれば幸いです。