90歳の「愛の夢」が人間関係をスムーズに

健康とは肉体も精神も共に良好であること、なのかもしれません。

悩みを解消

生きていると色々な問題が様々な形で生じます。

誰にも迷惑をかけずに生きれればそれに越したことはないのですが、家族があり会社での関係、友人関係など様々な人と接するのが普通ですので、何もなく生きていく方が難しいのかもしれません。

 

趣味で家族と揉める事に

人それぞれ趣味を持っていると思います。

中には仕事が趣味と言う人もいますがそれは少数だとします。

趣味が行き過ぎて家族に反対されることもあるかも知れません。

家庭を顧みず(本人はその気持ちが無くても)趣味ばかりにうつつを抜かしてとんでもない!

と言われ、泣く泣く趣味を諦める。

 

趣味が行き過ぎると家族が迷惑?

色々な趣味があると思いますが、時間を取られる趣味もあります。

スポーツや音楽が良い例かも知れません。

月に1回集まって草野球しよう!とか月に1回集まってセッションしよう!

などであれば家族としては大賛成でしょう。

しかし、週一ペースになるとちょっと賛成できない事情も出てくるかも知れません。

「毎週趣味に行くと、子供をどこかに連れて行けないんじゃない?」と不満が募ってきます。

さらに、メンバーに迷惑をかけたくないと言う思いが強くなると、毎日練習しなければならなくなる。

さらに、昔取った杵柄みたいな思いが蘇ってくると家族よりも趣味を優先になってきます。

 

音楽と言う趣味

私は運動音痴なので、あまりスポーツには興味がありません。

しかし音楽は学生時代からやっていたのでのめり込むのです。

楽器を演奏するには日々の練習が必要で練習しないとその分下手になっていきます。

これが良いか悪いかは別として無趣味の人から見たら「何やってんだろう?」くらいにしか見えないと思います。

 

90歳の「愛の夢」

私はリフォームを生業としています。

先日伺った現場はグランドピアノがあり、おばあちゃん1人が住んでいました。

一部の壁紙を貼り替える工事の時に少しお話をさせて頂きました。

楽譜がたくさん置いていたうちの一つにリストの「愛の夢」の楽譜を見つけました。

私は「リストですね」と言うと

「あら?わかるの?」と言ってくださったので、

「はい」と答えると、

「弾いてみましょうか?」と言ってくださったのでお願いしました。

すると90歳のおばあちゃんが綺麗にピアノを弾いてくれました。

弾いている時、譜面をめくるお手伝いをしたら「あら?読めるの?」と言いながら弾いていました。

 

音楽で意気投合

それまでビジネス的な話しかしていなかったのですが、急に打ち解けて話が弾みました。

90歳でリストを弾くなんて、と思っていたら、武蔵野音楽大学ご出身で長年ピアノを教えていたそうです。

そうなると当たり前か、と思いますが、やはり年齢から言っても指が動くと言うことは脳にも相当良い影響があるのだと思います。

仕事が趣味、と前述しましたが、趣味と実益を兼ねることは悪くないと思いました。

 

趣味は必要

日常の嫌なことを忘れることができるのは趣味の時間。

集中できる時間があるのはとても幸せなことだと思います。

スポーツにせよ、釣りにせよ、音楽、ドライブ、絵など集中できる時間を持つべきだと思います。

趣味がない人も是非趣味を持って欲しいと思います。

没頭しすぎると家族に迷惑がかかるのでほどほどにしなければならないとは思いますが、精神の拠り所となる趣味は是非とも育てていきたいと思っています。